60周年

去る、5月26日に学校法人山下学園 二葉幼稚園は、60周年記念式典を行いました。
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式典では、人形劇俳優 平常さんに「お花のハナック」を上演いただきました。
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また、当日にあわせて、60周年記念誌を作成し、配布しました。

実は私が編集をやっていて、編集後記を書いたので転載しておきます。

「編集後記」
―今を生きることは、未来につなげること―         山下 浩史
「60周年記念式典に合わせて記念誌を作りたい」という園長の思いつきを突然聞かされたのは、2011年も明けた1月頃だった。はじめは「ふたば通信」の打ち込みを妻に頼む仲介だけのはずが、結局は何だかんだで編集もすることになってしまった。
二葉幼稚園は、平成20年の法人化を機に山下家としての関わりを離れたが、私にとっては、高校2年までは園の2階に住んでいたので、「幼稚園」というより、「家」という感覚が強い。今までも公私混同になることも多かったが、園が還暦である60周年を迎えるにあたって、園の過去を整理し、未来につなげるために、記念誌の編集を通して少しでもお役に立てたなら幸いだ。
編集途中に東日本大震災が発生し、記録を残し後世に伝えることの大切さを改めて痛感した。過去の三陸大津波で「此処より下に家を建てるな」という碑より上の家は今回も余り津波に遭わず、仙台平野の江戸時代の旧歴史街道も大部分が手前で浸水が止まっていたという。「園の古い記録は残っていない」と園長が言っていた割には探せばいろいろ出てくることも多く、もっと正確に調べればきりがないのだろうが、今回はある程度妥協せざるをえなかった。「記録より記憶」とはよく言われるが、幼稚園での記憶は、年齢的にあまり正確には覚えていない方も多いかもしれない。しかし、少なくとも私にとっては、「記録」があったり、いつも話題にされるから思い出す部分も多い気がする。きっとこの記念誌をはじめ二葉幼稚園での記録を、時を経て改めて手に取ったとき、幼な子の時期に植えつけられた根っこの部分の無意識の記憶が卒園生の心に刻まれていて、時空を超えて深層の泉から湧きあがってくることを願う。
最後に、急な依頼にも関わらず、ご寄稿をいただいた理事・旧職員・卒園生、貴重な写真をご提供いただいた方々、印刷所の田中様、過去資料の掘り起こしや単調な名簿や文の打ち込み作業にご協力いただいた方々に心より感謝申し上げ、乱筆ながら編集後記とさせていただきます。


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