東日本大震災からもうすぐ6年。
自分が疑問に思っていながら逃げていた価値観の可否を突きつけられ、ちょっと不思議な経験もして、本当に技術が地球を救えるのかわからなくなった。当時色々故郷福島原発などの問題にも片足を突っ込むような提言をしたが、力不足を痛感。技術以前に思想をもう一度練り直さないといけないと思い、5年後ぐらいまでにその答えを出して、迷いがなくなったら再度挑みたいと思っていた。今関わっている開発プロジェクトも、少なからず関係する内容。宇宙、製造業、医療、教育の分野が繋がって、再生のグランドデザインは自分の頭の中では明確に描けてきた気がする。
大学1年の時にやろうと思って途中で挫折した自主ゼミの案内文。
当時を振り返ると若いなとは思うし、当時は空回りして運営もうまくいかず、楽しい方の活動に逃げてしまったけど、本当にやりたいことは変わっていない気がするし、環境は変わったが、内容が色あせたとも、大人になって解決を諦めたとも思いたくない。
あれから20年、今まで知り合った素晴らしい友人たち・これから出会う同志たちと、人類が他の生物や地球環境と調和し、真の万物の霊長として共同事業を進めていくタイミングが近づいている。
「皆さんの夢を未来予想図に映してみませんか」
現在地球は、環境問題、人口問題、民族問題、食糧問題など、様々な危機にさらされています。その中で僕たちの世代は、このような様々な地球的規模の問題を自分たちの力で解決していかなければならない、未来を左右する重要な位置に立たされています。そこで、今までの人類の発展、進歩の歴史を振り返り、現状を把握して、21世紀の未来予想図を自分たちの手で描いてみたいと思います。僕はこれらの諸問題を解決するキーとなるのは「宇宙開発」しかないと思います。みなさんも、僕と同じように未来に不安を抱き、将来について考え、何か自分の力でできることがあれば挑戦してみたい、と思っているはずです。少しでもこの問題について考えたことのある人は、自分の考えを僕たちに聞かせてください。活動内容については未定のことが多いのですが、自主ゼミ形式で、各自色々なことを調べ、それを基にみんなで話し合いたいと思います。参加大学も京大だけでなく、僕の知り合いの東京、京都、大阪などの友人に声をかけているところです。文系、理系を問わず、様々な分野の皆さんの熱意ある参加を待っています。少しでも興味を持たれた方は下記へ気軽にご連絡ください。また、中心になって活動してくれるメンバーを数人求めています。やる気のある方は、その旨もお伝えください。
京都大学工学部物理工学科 1回生 山下浩史
他1名1996年作成





